”最先端の総合武道”空道 大道塾 三鷹同好会/Team Tiger Hawk Tokyoの小野です。
試合レポート、ちょっと解説的なカテゴリーでも書こうかなと思っていたところ、第1回にふさわしい試合がありました。
大道塾の後輩で、ガキの頃から知ってる岩﨑大河のMMAデビュー戦。
試合後に本人と打ち上げの席で話してしまったので、解説としては、ちょっとズルも含めです(笑)。
結論から言えば「プロとしてはダメダメ、でも勝負にいけることもわかった。そして大道塾の現在地も見えた試合」でした。
相手は元軍人というウリながら、3戦して1勝しかしてなく、しかも8年ぶりの試合ということで、本人も「再デビュー」と言っていました。
ぶっちゃけ、アンダードッグをかませてくれたんだなと思っていました。
始まってみたら、そんなこともなく。
長いリーチを上手く活かしたパンチ、特にワンツーはやっかいでした。
空道の場合、最強国であるロシアを始め、フック系のパンチが多用される傾向にあります。
それもそれで怖いのですが、面無しのオープンフィンガーでまっすぐのパンチを差し込まれると、やはり距離を作りづらいんだなと感じました。
大河の、何人の脚を壊したのかっていうローも、ちょっとパンチを警戒して浅く蹴るしかない展開でしたね。
そこは今後の課題です。
例えば両手を前に出して、相手をプレスしながら、パンチももらわずにローを蹴りこみ、その流れでタックルにつなぐなんてことができれば、もっと楽に試合ができるでしょう。
今回の試合の収穫は、打撃戦が思うようにいかない展開の中、グラップリングにプランを切り替えられたことでしょう。
なかなかできないですよね、試合中の切り替え。
相手も序盤は組んでバックを取る動きなど見せてましたが、いかんせん素人芸のレベルでした。
息も上がってるのが判っている時点で、より体力を奪うグラップリングの展開に持ち込んだのはクレバーだったと思います。
・・・まあ、ぶっちゃけパンチ怖かったみたいですけど。(^_^;)
それでも構わないと思います。
ケージの使い方も含め、MMAできてるじゃん、というあたりが今回のほめどころかなと。
但し、やはりプロとして試合をして、しかも(重荷ではあったと思いますが)メインイベント。
しかも、これも運命なんでしょうが、長いスポーツイベント中止期間が開けた後の最初の格闘技イベント。
そんな舞台を用意してもらったのだから、もっとチャレンジして良かったはずです。
身内は勝ってよかった! で済みますけど、今回初めて大河を観た人たちに「あいつすげえ、また観よう」と思わせられたのかは、正直わかりません。
声を大にして言いたいのは、
岩﨑大河、あんなもんじゃないぜ!
ってことです。
これから相手も強いのをぶつけられるでしょう。
勝ってほしいけど、勝敗以上の価値を持ち帰ってほしいんです。
そして、大道塾の国内では、ほぼ無敵の怪物だった大河でも、初挑戦のMMAで、そんなにキャリアのない元軍人には苦戦することが判りました。
大道塾のレベルの底上げは、指導する側として意識しておく必要があるでしょう。
目の前の地区大会でなんとか勝とうではなく、現役選手なら世界を、そしてMMAのように他競技でも通じるレベルに持っていこうよって、勝手なことを言って今回は締めます。
ご拝読ありがとうございました。