「脳トレ」としての武道/格闘技①

”最先端の総合武道”空道 大道塾 三鷹同好会/Team Tiger Hawk Tokyoの小野です。

今回のテーマは「脳トレ」としての武道/格闘技、としました。

これは、長く武道/格闘技に携わっている方であれば感覚的に理解していることかもしれません。

また、最近では脳科学を理論的な裏付けにして、武道/格闘技の指導に当たる方々もいらっしゃるようです。

興味深く参考にさせていただいております。

脳科学ジャンルの研究論文でも「脳にいい習慣」として武道や武術(太極拳とか)が取り上げられています。

その根拠としては「瞑想」や「呼吸法」が挙げられているようですが、本稿ではその観点には触れません。

とは言え、脳にとって「瞑想」「呼吸」が重要な習慣であることは、最近の脳科学でも常識になりつつあり、否定するつもりはまったくありません。

研究者の方々とは、ちょっと異なる観点から考えてみたいと思っているだけです。

なので当然のように科学的な誤りもあるかもしれません、と初めに言い訳しておきます(笑)。(^_^;)

「脳トレ」という言葉も今では日常的な用語になりました。

本稿では「脳細胞の活動を活性化して、健康な状態を保つための行動」くらいの定義で使います。

武道/格闘技に触れていない方々には(あるいは触れている人にも?)、「格闘技やってる奴らとか、どうせ脳ミソも筋肉なゴリラ野郎だろ?」みたいに考えている方も、ひょっとして未だにいるかもしれません。

まず、ゴリラはとても知性的な動物ですが、その点はさておき(笑)、そんな誤解を解きつつ、既に稽古に励んでいる方々にも、ちょっと意識してほしいポイントを押さえていきます。

なぜスポーツ全般ではなく、武道/格闘技なのか、簡単にまとめてしまうと、

1. 自身の身体をコントロールする必要があり、

2. かつその身体操作のバリエーションがとても多く、

3. 対人であるため、瞬間的な判断力が求められるゲーム的要素もあり、

4. しかもまったく同じ局面は2度となく、

5. かつ、他者との協働が必要

というような感じになるかと思っています。

詳しくは次回に続きますが。

念のため、本稿は武道/格闘技以外のスポーツをおとしめる意図のもとに書かれたものではありません

小野は武道/格闘技しかできませんが、他競技への敬意は強く持っています。

どの競技にも、それぞれの良さや意義があります。

その中で、武道/格闘技について考えてみたということですので、ご理解のほどお願いします。

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